コロナは巧妙に、現代社会の盲点を突く
2020年 04月 28日
読んでてすごく納得し共感した 以下は一部のみ抜粋
ペストではなく 猿の惑星 という映画を思い出した
米国から打ち上げられた宇宙船が6か月の飛行を経て地球帰還
地球時間は700年後
4人の宇宙飛行士が出くわしたのは、人間の言葉をしゃべって文明生活を送る
類人猿と言葉を失った人間だった
感染症の新薬を開発するため実験用に飼われたオスのチンパンジーがあるとき
変異を起こして人間の言葉をしゃべるようになる
彼は策略を巡らせて同じような境遇の類人猿を開放し、自治区を設ける
その後、人間の世界ではウイルスによる感染症が急速に広がり
絶滅の危機にひんする
わずかに生き残った人間は言葉がしゃべれくなり
この感染症に抵抗力を持っていた類人猿に支配されるようななった
というのが猿の惑星という映画
まだ特効薬が無い今は人と人の接触を避けるか、複数の人が触れ合うような
共有物を排除するしかない
それは人類の進化と文明の歴史を通じて育て上げてきた人のつながりを断ち切ることに等しい
人間の幸福にとって最もだいじなのは、親しい人との団らんと好奇心を満たす出会いであり、昔から食事は人々を繋ぎ
家族や共同体を支え新しい出会いの潤滑油になってきた
感染を防ぐために孤食を奨励され、移動を制限される今日の事態は、まさに根源的な欲求を押しつぶす
感染を避けるために他社との分断によって社会に共感力が失われては、この感染症が克服されても
幸福な社会は築けない
人々の分断と国境閉鎖が続けば他国、異民族、異文化に対して不寛容になるだろう
近年のウイルス性の感染症は自然破壊によって野生動物との接触を加速したことが原因である
さらに自然資源の開発が続けば、深海や氷河の下に眠ってる未知の微生物やウイルスを引きずり出してしまうかもしれない
開発の手を抑えても地球温暖化は生物の動きを変え、新たな脅威をもたらす可能性がある
今、私たちにとって必要なのは人間にとって大切なことは何かということをじっくり考えることである
コロナ後にこれが決定的な効果を生むだろう
新聞ほぼ1ページにわたる記事の抜粋でしかないので意味不明かもしれないが 霊長類学者、人類学者、ゴリア研究で世界的に知られる山極氏の
見方はなるほどと、強く思わされた 結構いつもなるほど!なんですが
これから自分にできることは何?
